【ホラー映画紹介マンガ】《映画/予言》手元に届いた「恐怖新聞」!真夏におすすめの00年代邦画ホラー!

漫画家/イラストレーターの土井聡士と申します。
お盆明けも猛暑が連日続いていますが、皆様どのようにお過ごしでしょうか。

「ホラー映画」というジャンルは、四季に合わせた楽しみ方が存在します。
夏場を過ぎても、新作が出るたびにチェックするというファン・マニアの方もおられるのではないでしょうか。

今後本コーナーでは、「ホラー映画」に焦点を当てた漫画コラムを、連載形式でお届けして参ります。不定期更新でお届けする形になりますが、更新の際にはぜひご一読いただけますと幸いです。

☆本記事は、映画の核心に迫るネタバレを避けるために、あえて大まかにご紹介させて頂いております。このコーナーが読者の皆様の「内なる興味」を引き出すきっかけとなれば幸いです。

【映画/予言(2004)】家族を襲う悲劇!「予言」に抗う主人公!

今回ご紹介する映画「予言」は、かの名作ホラーコミック『恐怖新聞』を基に制作された、2004年公開のホラー映画です。幸せな家庭を持つ国語教師の主人公「里見(さとみ)」の身に降りかかった不幸とその顛末とは?漫画形式でお楽しみ下さい。

大学講師の里見英樹は、妻の綾香、幼い娘の奈々と共に車で帰宅する途中、電話ボックスに立ち寄った。

そこで妙なものを見つけた。

新聞である。

しかも、そこには娘の奈々が交通事故で死亡したとの記事が載っている。悪趣味な冗談にも程があるが、記事の日付は未来。死亡時刻に至っては、もう間もなくである。

英樹が狼狽していると、路肩に停めていた車へ大型トラックが突っ込んだ。

記事の通り、奈々は死んだ。

新聞は消えていた。

「新聞に書いてあったんだ」

と英樹は訴えるが、そんな話を誰が信じるものか。

かくして娘を失った夫婦の関係も壊れ、英樹と綾香は離婚した。

それから3年。

英樹は高校教師となっていたが、奈々の死を引きずったまま冴えない生活を送っていた。一方の綾香は、元夫が事故当日に見たという「未来を知らせる新聞」について調べていた。

どうやら世の中には、同じような目に遭った者が他にもいるらしい。

そして、英樹のもとへ再び新聞が届いた。

今度の記事は、教え子の女子高生・若窪沙百合が通り魔に殺されるというものだった。

英樹は現場へ急ぐ。

しかし、間に合わない。

沙百合は記事の通り殺されてしまった。

これで偶然では済まされなくなった。英樹は綾香と共に新聞について調べ始め、やがて同じ怪現象を研究していた老人・鬼形礼の存在に辿り着く。

ところがどっこい、鬼形の家に本人はいない。

残されていたのは大量のビデオテープだった。

映像の中で鬼形は、新聞によって未来の惨事を知り、その犠牲者を救おうとしていた。

そして実際、未来は変えられた。

めでたし、めでたし。

……とはならない。

人を救うたびに鬼形の身体は黒く変色していったのである。

未来を変えれば、その代償を支払わされる。

最後には鬼形自身が人の形をした灰の塊になっていた。

なんとも割に合わない新聞である。

やがて英樹のもとへ、またしても新聞が届く。

今度は多数の死者を出す列車事故。そして死亡者名簿には綾香の名前まで載っていた。

英樹は必死に彼女を追い、間一髪で列車から降ろす。

綾香は助かった。

しかし事故そのものは起こり、大勢の人間が死亡した。

そして英樹の手にも、鬼形と同じ黒い変色が現れ始める。

つまり、請求書が回ってきたのである。

それでも英樹と綾香は再び心を通わせるようになる。

ところが英樹の前には、新聞によって死を告げられた人々の亡霊が次々と現れる。そして彼の意識は、3年前――奈々が死んだあの夜へと引き戻された。

ここからが厄介である。

英樹は事故を何度もやり直す。

奈々を救えば綾香が死ぬ。

綾香を救えば奈々が死ぬ。

どう足掻いても誰か一人が犠牲になる。

ならば話は簡単だ。

その一人を、自分にすればいい。

英樹は奈々を救い出し、綾香を逃がした。

そして自分だけが事故現場に残った。

爆発。

英樹は死亡した。

代わりに、奈々と綾香は生き残った。

そして二人の傍らへ、例の新聞が舞い落ちてくる。

そこに載っていたのは奈々の記事ではない。

交通事故で死亡した、里見英樹の記事だった。

未来は変えられる。

但し、帳尻はきっちり合わせられる。

どうやら運命という奴は、新聞屋以上に取り立てが厳しいようである。

【漫画】映画『予言』を大まかに紹介!

【解説】映画の見どころ&補足〈筆者の感想〉

この映画は、先述した通り名作コミック「恐怖新聞」を基に制作されています。

ただし、現時点で複数本存在する「忠実に原作(恐怖新聞)を再現した同タイトルの実写映画」とは異なり、こちらはあくまで物語の骨子(設定?)のみを原作から拝借している、いわば「スピンオフ実写映画」と言った方が適切でしょう。

従って物語自体は原作と大きくかけ離れており、テイストもおどろおどろしさ全開!といった感じではなく、どこか悲哀を感じさせるものとなっています。

【映画/予言(2004)】個人的評価

《怖さの度合い》★★☆☆☆(ホラー耐性がない人でも充分視聴に耐え得るレベル)
《理由》一部残酷描写があるものの、人間ドラマ的側面が強いため

怖さレベルが控えめな理由は、主人公が物語後半からどこか勇ましくなり、伴って物語自体も徐々に「良い意味で」ただ怖いだけのものではなくなっていくからです。

ラストシーンについては、ソレを「感動的なもの」と見るか「絶望的なもの」と見るかは人によって分かれると思いますが、いずれにせよインパクトが強く、記憶に残りました。

本作は東宝配給のホラー映画シリーズ「Jホラーシアター」発の映画であり、その中でも記念すべき第1作目となっています。(*全6作)
同シリーズの他作品についても今後特集していく予定なので、そちらも合わせてチェックしていただけると幸いです。

【終わりに】

今回の記事はお楽しみ頂けましたでしょうか。
本コーナーは基本的に不定期での発信となりますが、更新の際には暇つぶしにご一読頂けますと幸いです。

次回以降もお目通し頂けるよう、良質な記事制作を心がけて参ります。
最後までお目通しいただき、ありがとうございました。

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【漫画コラム】を最初から読みたい方はこちら

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